乳酸菌 発見

最近の健康管理では外せないのが乳酸菌。
でも乳酸菌の歴史は、
17世紀ころに発見されたのが最初です。

微生物学の父の父といわれる、アントニー・ファン・レーウェンフック(オランダ)が、顕微鏡を使っているなかで発見されました。


乳酸菌の発見

その後、1899年にティシエが、
フランスの研究所ビフィズス菌を発見しました。
その9年後には、シアのメチニコフが、
「乳酸菌による不老長寿説」という健康説を発表。

このメチニコフは免疫の研究でノーベル賞を受賞していますので、
当時はかなりセンセーショナルな話題になったそうです。


このように乳酸菌、ビフィズス菌、腸内細菌は、
ここ100年程度でますます効果が明らかになっています。
これから発表される健康効果も楽しみですね。

乳酸菌 取りすぎ

乳酸菌、2017080501.jpg

乳酸菌やビフィズス菌が健康に良いといっても、取りすぎが心配です。
副作用や悪影響があるんじゃないのか?とちょっと心配になって本を読んだり検索してみました。


結論から言うと、乳酸菌の取りすぎは問題ありません。
大きな理由は3つです。

  • 食品なので薬のような副作用がない
  • 摂取量は全体からすると少ない
  • 余分な腸内細菌は排出されている

薬ではないので副作用はないことはわかりやすいですね。
次に腸内細菌の全体の量。だいたい100兆個から1000兆個なのです。
仮に1兆個ほど摂っても100分の1にしかなりません。


だからといってヨーグルトを毎日100個などを摂るとヨーグルトを取り過ぎになりますし、胃腸にとっての物理的な限界もあります。
あくまで常識的な範囲では、問題ないということですね。


そして毎日の代謝の中で、役割を終えた腸内細菌は便となって排出されています。
そのため体内に蓄積していく、ということもありません。


これらの理由から発酵食品を食べたり、サプリメントなら用量を守っている限り、乳酸菌を取りすぎる心配はありませんでした。


乳酸菌とは

乳酸菌とは


乳酸菌、2017071101.jpg

乳酸菌とは、乳酸を産生する(ホモ乳酸菌)特徴をもったいろいろな細菌をまとめた呼び方です。
私たちの体にはたくさんの細菌が住みついていて、常在菌と呼ばれます。
そして特に話題になっているのが、腸内細菌としてはたらく乳酸菌です。


なぜ腸内細菌が注目を浴びているかというと、腸内には人間の8割以上の免疫システムがあるからなのです。
そのため腸内の状態を良くすることで免疫力をアップすることができるのです。


私のイメージとして「腸内にいっぱいいる細菌」なんて思っていましたが、自分の免疫力に直結しているんですね。
そのため、美容や健康効果が期待されています。


乳酸菌と免疫についての研究もたくさんありましたが、まだまだ未知数菜部分も多いです。
でも私たちは、専門家のような知識が欲しいわけでもないですよね。
手軽に摂れて美容と健康に良い効果があればいいと思っています。


そういうわけで、、乳酸菌のサプリとか発酵食品など食べ物から摂取して健康になりたい!ほかにもビフィズス菌とかはどうなのかな?などという視点を大切に情報収集していきたいと思います。


特に免疫力に大きな影響を与える乳酸菌も多く、アレルギーに対する効果はよく聞く話です。
美容としては肌つやが良くなるなども効果もあると言われています。
参考までに、乳酸菌の分類も紹介しておきますね。



乳酸菌の分類


最後におおざっぱな分類を一覧にしておきます。
「~属」というのは、ヨーグルトや乳酸菌サプリでも見かけることがあります。
購入するときにはチェックしてみましょう。


ラクトバシラス目

  • ラクトバシラス属 (Lactobacillus)
  • エンテロコッカス属 (Enterococcus)
  • ラクトコッカス属 (Lactococcus)
  • ペディオコッカス属(Pediococcus)
  • リューコノストック属 (Leuconostoc)
  • ストレプトコッカス属(レンサ球菌属) (Streptococcus)

放線菌門

  • ビフィドバクテリウム属 (Bifidobacterium)

まずは大きくこのくらいに分類されます。
ちなみにこれら腸内細菌バランスをお花畑になぞらえて「腸内フローラ」と呼んでいます。
胃腸内視鏡分野の権威である新谷弘実さんによると、腸の状態がよいほど、内視鏡できれいに見えるそうですよ。


健康を維持するためにも、体の中からきれいにしておきたいですね。